表地にはウール85%使用。クオリティを求めるならウール100%が良さそうですが、、、
なぜ85%なのか詳しくは下で解説。
政治家や経営者が着用するようなクラスの超極細最高級素材を採用。
艶感となめらかさが一般的なメルトンと雲泥の差です。
スーパーについては下で詳しく解説します。
ダブルメルトンとは思えない軽い着心地。
長時間の着用でも疲れにくい秘密は計算したパターンにあり。
<Super’s(スーパー)とは>
super表示とは、ウールの世界標準規格として羊毛の細さを表示した数値です。
1kgで100kmの糸を紡ぐことができる細さの羊毛がsuper100’s。
140kmならSuper140’s。数値が高いほど細く、柔らかな羊毛になります。
Super表示の高い細い羊毛で細い織糸を紡ぎ、それを織り上げていくことで軽く、柔らかく、なめらかな生地に仕上がるということです。
ちなみに、一般的な生地はsuperでいうと80程度と言われています。
今回採用したsuper140’s 16.5マイクロンの原料がいかに高級なものかおわかりいただけましたでしょうか。
ちなみに、人間の髪の毛は70~80マイクロン。羊の毛は19~24マイクロン。
カシミヤの毛は14~16マイクロン程度ですので、super140’s(16.5μ)はほとんどカシミヤに近いレベルです。
政治家や経営者などが着用するようなクラスのウールです。
<メルトンとは>
メルトンとはウールに熱や圧をかけて生地を圧縮した素材です。
最大の特徴はやはり保温性。圧縮した素材なので密度が高くなり、冷気を通さず、コート内で暖められた熱を生地の中で蓄積してくれる特性を持っています。
また、弾むようなコシがあり、圧倒的にシワになりにくいという特徴も。
デメリットとして、生地を圧縮する分、肌触りが悪く、硬い生地になりがちです。
<ナイロンを15%入れた理由>
ウールを圧縮して作られるのがメルトンだというのはおわかりいただけましたでしょうか。
super140’sの超細い糸は、一般的なウールに比べて細い分、同じ面積により多くの糸を詰めることができる。密度がより高く、より重いメルトンとなります。
これは贅沢な反面、単純に重い生地となってしまうデメリットもあるのです。また、細い糸はそれだけ繊細なので、扱いもデリケートに。
super140’sの柔らかさとなめらかさを損なうことなく、メルトンのデメリットを少しでも解消するための黄金比の配合がナイロン15%だったのです。
CITY TOKYOのコートが圧倒的に軽い理由>
第一に↑で説明したとおり、素材の工夫で軽量化に成功したこと。
次に、緻密なパターンと縫製技術により”軽く感じる”を実現したことです。
アウターを羽織った時に重さを感じるのは肩に重みが集中しているから。
ここに着目し、肩傾斜を緩やかにすることで、肩だけでなく背骨を含む全体に均一に重みが乗るように調整。
また、袖付け部分をやや前に立体的にすることで、アームホールを大きくせずに窮屈さを無くすことに成功。
※最近だとゆとりのあるシルエットを謳うメーカーがありますが、アームホールを単純に大きくするだけだとメルトンのようなハリコシある素材は変なシワが入り美しくありません。
試行錯誤を繰り返して計算されたパターンを、ミリ単位で縫製できる優れた日本国内の工場と手を組むことで実現。
メルトン特有の重厚感は残しつつ、軽く感じるので手に取りやすく、長時間の着用にも対応できるように。
¥38,500 inc.tax
¥46,200 inc.tax